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こじゃんと龍馬くん 坂本龍馬物語colum

其の一 勝海舟先生の「神戸海軍操練所」が突然閉鎖した理由って?

龍馬がリスペクト(崇拝)してやまない、大先生・勝海舟。海軍の重要性を説き、人を集め海軍士官を育てた男である。時の将軍、徳川家茂(いえもち)に直談判し「神戸海軍操練所」が文久三年(1863)に設立。さらに「神戸海軍塾」も作り、イケイケドンドンである。

なのになぜ二年で閉鎖(1865)されてしまったのか?

「長州藩の急進派」が薩摩・会津・桑名の藩兵と武力衝突した「禁門の変(1864)」が起こり、幕府から勝海舟がにらまれたからである。
簡単に言うと、「勝海舟が倒幕勤王志士を集めてる疑惑」が立ち上り、幕臣の勝にとってはかなりヤバイ事態になってしまった。そのため、海軍奉行を罷免更迭(ひめんこうてつ)されると共に、神戸海軍操練所は閉鎖。

ただでさえ幕府からにらまれていたのに、その上、池田屋事件の浪士側に海軍操練所の生徒が参加していたことがバレて蟄居(ちっきょ・自宅謹慎のこと)せざるをえなくなった。そして龍馬は薩摩に身を寄せ、亀山社中を作ることになる。

現在、神戸海軍操練所はもうない。明治には外国人居留地の税関として神戸港の発展に貢献した跡地だったのだが、今は普通の道路である。代わりに立派な錨(いかり)と本のモニュメントが「神戸海軍操練所跡碑」として残っている。神戸に立ち寄られる際にはぜひ訪れてみてほしい。

神戸海軍操練所/Wikipedia

其の二 すごいぞ!中岡慎太郎 【中岡さん応援企画 その1】

中岡慎太郎。龍馬と同じ土佐出身の志士である。彼は仲の悪かった薩摩藩と長州藩を結びつけた「薩長同盟」において大きな功績を残した。彼はどんな人だったのだろうか?

西郷隆盛に並ぶほどの人格者で、行動派、笑顔が似合う人物だったという。大庄屋見習い時代は農民の生活を守るため、一生懸命駆け回った。飢饉の時は村人のために、役人の家の前で座り込みもしたらしい。幕末は写真を撮るのが流行っていて、中岡慎太郎の写真も残っている。当時珍しく満面の笑みの写真もあったりしてなんだかとても身近で親しみが持てる。ただし、龍馬とは違い「無血革命はありえない」と武力による討幕を訴え、30歳の時には、陸援隊の隊長として70名を超える脱藩浪士達の軍隊を束ねていた。先見の明もあり、諸外国の脅威や薩摩・長州が近い未来に政治を左右していくであろうことを読んでいた。とても頭のきれる人物である。

最期は龍馬と共に近江屋で刺客に襲われ(近江屋事件)、惜しまれながらこの世を去った。彼の死を聞いた公家・岩倉具視が「自分の片腕をもがれた」と号泣したという話が残っている。岩倉具視はその後、中岡の遺志を継ぐかのように倒幕のために奔走した。こんなにスゴイ中岡慎太郎。彼と龍馬の並んだ像は京都霊山護国神社で見ることができる。一人だけひざまづいているのは、きっと身長差を考慮してのことだろうと思ってみたり…。

◆中岡慎太郎についての企画展や資料など。>>中岡慎太郎館


其の三 中岡慎太郎とゆずの関係 【中岡さん応援企画 その2】

中岡慎太郎の出身地・北川村ではゆずの栽培がなされている。慎太郎が大庄屋見習いだった若い頃、苦しむ農民のために色々な方策を考え走り回っていた頃、彼が勧めたのは、「ゆずの栽培」。村では飢餓の時には塩が買えず、味噌・醤油が作れないことから、ゆずを塩の代用として使うことを考案した。ゆずは日陰でも育つため、「山裾や家の裏に必ず植えるように」と村人達に推奨したという。

昭和になり、一時はゆずの育てにくさから切れかけていた「慎太郎とゆず」の関係だが、接ぎ木や栽培法の進歩により今も北川村ではゆずが作られている。さらにゆずの収穫時期である11月には、「中岡慎太郎とゆず祭り」という祭りが開かれている模様。
慎太郎にちなんだ「ゆず狩り」、「ゆず早食い競争」、「ゆず特産品販売」、「中岡慎太郎クイズ」などなど楽しい企画が毎年高知で行われている。

26歳で脱藩した後は故郷に帰ることもなかったらしい慎太郎。しかし彼の残したものは時を超えてちゃんと伝わっているようである。
よかったね!慎太郎。
ゆずを見たら慎太郎を思い出そう!

◆気になる祭りの概要はこちら。>>中岡慎太郎とゆず祭り


リンク集 ― 坂本龍馬についてもっと詳しく知る

漫画やコラムで興味を持たれた方はぜひどうぞ!
高知県立坂本龍馬記念館
→坂本龍馬の資料や書簡(手紙)、刀などがたくさん展示されています。
龍馬についてのQ&Aがすごく充実していてためになります。
坂本龍馬検定―坂本龍馬記念館プレゼンツ
→坂本龍馬検定のページ。ネット上で初級の検定が受けられます。
土佐・龍馬であい博
→土佐(高知県)で一年間おこなわれる龍馬イベントです。龍馬やおりょうさんのキャラクターも。
土佐清水・ジョン万次郎くろしお社中
→龍馬が影響を受けた人物、万次郎のページです。初めてアメリカの土を踏んだ日本人。

参考資料・参考図書

「坂本龍馬」松浦 玲 / 岩波新書 「事典にのらない日本史有名人の苦節時代」P64-65 渡辺 誠 / 新人物往来社 「夢にんげん坂本龍馬」嶋岡晨 / 新人物往来社 「飛べ!ペガスス 坂本龍馬」古川 薫 / 小峰書店 「追跡!坂本龍馬」菊池 明 / PHP研究 「明治維新の原動力 坂本龍馬」砂田 弘 / 講談社


あとがき

シリーズ5作目はみんな知ってる土佐の英雄、坂本龍馬の生涯です。平成22年の大河ドラマ「龍馬伝」では福山雅治さん主演で新しい龍馬が演じられました。この幕末ムーブメントを単なるブームで終わらせないためにも、これからもどんどん色々な情報をお届けしようと思いますので よろしくお願いします。
ご意見・ご感想などお待ちしてまーす。


  • 当方 岩手県の中学校の社会科教員ですが、歴史の授業で活用したいのでこの漫画パンフレットを170部いただくことはできますか?

    〒020-0634
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    滝沢市立滝沢中学校
    TEL019-684-1771
    FAX019-684-1980

  • 畠山 博憲 | 2017年1月29日 3:10 AM

    • 弊社のまんがをご覧いただき、
      ありがとうございます。

      検討後、ご連絡差し上げるようにいたします。
      少々お待ちください。

    • kakuya | 2017年1月31日 7:29 AM

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